お墓のデザイン 外柵(巻石):付属品
墓誌(霊標)
戒名・俗名・死亡年月日・行年などを刻む石で、亡くなった順に右側より刻んでいきます。単独墓では、個人の作った詩や楽譜を彫刻する場合もあります。
- 基本型
- 長方形のごくシンプルなものです。墓誌の中では、一番よく見られるタイプです。
- 香箱加工
- 香を焚く香炉などの蓋の曲線を模した形になっています。一般的には、石碑の棹石の加工と合わせます。
- R加工
- 墓誌の両端に、綺麗な曲線が描かれているのが特徴です。全体的に柔らかい印象を与えます。Rとは半径の意味です。
- 木瓜加工 (もっこう)
- 墓誌の両端が、木瓜(ぼけ)の花弁と似ているため、この名前が付いています。
- くり面加工
- 面取り加工の一つで、面をえぐった形のことをいいます。
- 櫛型加工
- ゆるい半月形で櫛の背の形をしています。蒲鉾型ともいわれます。
塔婆立
納骨や年忌法要のとき、これに卒塔婆を立てます。
外柵に組込む場合もあります。浄土真宗では一般的には塔婆は立てません。
- 標準型
- 後羽目に組込まれたタイプのものです。後羽目から独立したものもあります。
- 舟型
- 笠が舟の形に似ているため、この名前がついています。
- 高欄型
(こうらん) - 笠の両端に高欄加工が施されています。
高覧:本来は手摺の意味です。
- 擬宝殊付型
(ぎぼしつき) - ネギの花のような形をした擬宝殊が、柱の両側に付いているのが特徴です。
防風灯
石製のローソク立です。中には金属製の燭台があり、プラスチック製又はガラス製の風防が付いています。石碑の芝台に設置することが多いです。
墓前灯篭の火袋のように前面に美しい格子状の細工がされているタイプもあります。
- プラスチック
- メッシュ
- ガラス
植木
墓所の美観のために植える木です。 原則として、背丈が高くならない常緑樹が多く植えられます。
- 伊吹玉
- ツゲ玉
- キャラ玉
砂利
玉砂利、化粧砂利ともいわれ、粒の大小・色などでいくつかの種類があります。
- 黒玉
- 白玉
- 五色(ごしき)
- 鳴門青
(なるとあお)
- 黒磨玉
(くろみがきだま)
- 白磨玉
(しろみがきだま)
- 赤磨玉
(あかみがきだま)
- 錦磨玉
(にしきみがきだま)
- 熊野(くまの)
- (いせさび)